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南信州の気象エッセイ:季節のたより

厳しい寒さだった晩秋から初冬へ 2008:12:01:17:47:35

2008.12.01

 地球温暖化の影響もあり、猛暑・酷暑だった夏から、10月中旬頃までは気温の高かった南信州ですが、10月下旬頃から11月にかけて一転、真冬並みの厳しい寒さの日が多くなっています。これは、北極からの寒気の放出期と重なり、大陸から強い寒気がたびたび日本付近に流れこんだためです。

 このため伊那谷の平地の初雪は、11月19日に観測され、翌20日には風越山等の近山系の山々が綿帽子をかぶり、例年より5日~10日程度早い雪の便りとなりました。

 先日発表された長期予報によれば、12月も日本付近に寒気が流れ混む冬型の気圧配置になる日が多く、寒さが厳しくなる傾向を予測しています。

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南アルプス系で初冠雪 2008:10:30:13:25:11

2008.10.30

 10月26日夕方、北日本を寒冷前線が通過し、大陸から今秋一番の寒気が日本付近に流れ込みました。
 このため、翌27日南アルプスの仙丈ヶ岳(3032.6m)と塩見岳(3046.9m)で初冠雪を観測しました。
 飯田下伊那地方では、柿の実もすっかり色づき、柿農家ではこの週末から特産の「市田柿」作りに追われる事でしょう。

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2008年9月の天候 2008:10:07:13:39:01

2008.10.07


 先月(9月)の南信州の天候は、秋雨前線の活動が不活発だったことや、日本の南岸を通った台風13号の影響も小さく、飯田の降水量は平年の70%(162ミリ)でした。
 また、南からの暖気の流入や高気圧に覆われたことから、飯田の9月全体の平均気温は、21.3℃で平年より0.6℃で平年より0.6℃高く経過しました。
 しかしながら、彼岸明けの27日から30日にかけ大陸からの強い寒気の南下に伴い、最低気温が10℃を割る日も現れ、朝晩めっきり寒さを感じるようになりました。

 中央アルプスの西駒ヶ岳からは初雪の便りも届き、二千メートル級以上の高山では紅葉が始まり、この紅葉前線はゆっくり山から里へ下がってきます。
 飯田下伊那地方の里の紅葉は、平年よりやや遅れ11月中旬頃が見頃となるでしょう。

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九十九夜の泣き霜 2008:04:16:16:49:05

2008.04.16

 静岡県や関東以西の海沿いの地方では、立春の日から数えて88日目(今年は5月1日)以降は、もう「遅霜」の降りる心配がなく、「八十八夜の別れ霜」と言われてきました。
 しかしながら、標高の高い飯田下伊那地方では、「九十九夜の泣き霜」と言われ、かつて5月半ば頃まで泣いても泣ききれない程の大きな「遅霜」の被害が発生しています。
 特に今年は、高山の残雪が多いことや、4月下旬までの気温予想が高く作物の生育が進むこと、また、大陸からの寒気の南下するタイミングが5月連休明け頃になりそうですから、「遅霜」対策には十分な注意を払う必要がありそうです。

*飯田測候所が創設された明治30年からの霜観測の資料によりますと、飯田の終霜の平年日は4月29日です。また、過去最も遅かった終霜日は明治31年5月23日でした。
 日本付近を低気圧が通過し、大陸からの移動性高気圧に覆われ晴れ上がる朝、翌日の最低気温が3℃以下と予想されるときには、作物の管理対策が必要です。

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ソメイヨシノ満開 2008:04:06:09:05:49

2008.04.06

 3月31日に開花した飯田市大宮通りのソメイヨシノ(標準木)が、4月6日満開となりました。
 6日の日曜日は、日中の気温が20℃まで上昇、陽春に包まれた飯田下伊那地方の各地で桜祭りが開かれ、大勢の人で賑わいました。
 南信州では、これから桃、梨、りんご等の花が咲き始め、果樹農家では受粉作業や摘果作業など農繁期を迎えることとなります。
*今年の桜の開花予想が大きくはずれました。これは、開花予想前の2月の厳しい寒さの影響が予測式に反映され、平年より遅い開花を導き出しました。しかしながら、3月中旬から急激な気温の上昇により平年より開花が早まりました。
 2月、3月の気温の寒暖の変動の大きい年は、予想が難しいことを痛感しました。

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桜開花で春本番! 2008:03:31:12:15:26

2008.03.31

 南信州もいよいよ春本番です。
 飯田の桜(標本木:大宮通りのソメイヨシノ)の開花を、3月31日午後1時に、南信州広域連合の気象アドバイザーが確認しました。
 4月上旬には、当地域の各地でにぎやかに桜祭りが開催されます。4月6日の日曜日は、桜の花見にもってこいの休日になるのではないでしょうか。
(桜の開花とは?)
 標本木の桜が5~6輪以上咲いたときを開花といいます。

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うめ開花(飯田市高羽町の標本木) 2008:03:15:17:03:21

2008.03.15

高森梅開花080315.jpg
 厳しかった寒さもやっと峠を越えました。
 3月9日を境に気温の急上昇が見られ、一気に春の兆しが漂ってきました。
 この暖かさに誘われて、飯田市高羽町のかつての測候所が観測していた白梅が、3月15日に開花しました。暖冬だった昨年に比べて19日も遅い開花となりました。
*飯田下伊那地方で観測された春の使者
黄砂(3月3日)、スギ花粉(3月6日)、春がすみ(3月13日)、春の雨(3月10日・14日)、春一番(関東地方・2月23日)
天気は、三寒四温を繰り返しながら着実に花の季節へと歩んでいます。

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お天気おじさんプロフィール

唐沢 正勝さん
(昭和20年生まれ) 長野県下伊那郡高森町在住 自宅で野菜や特産の干し柿(市田柿)づくりなど農業をしながら、肌で感じる南信州地域の季節の移り変わりの情報をお届けします。
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