南信州の気象エッセイ:季節のたより
今冬は暖冬か?エルニーニョ現象が原因。 2006:12:26:11:48:31
2006.12.26
地球表面積の約3分の2を占める海面。その海面水温の変動は、海から遠く離れた飯田下伊那地方の天候にも大きな影響を及ぼしています。
気象庁では今年の冬、エルニーニョ現象が発生するだろうと予測しています。
エルニーニョ現象が発生したとき、当地方の冬の気温は高い傾向があります。
「エルニーニョ現象」とは?。
南米沖から日付変更線付近にかけての太平洋赤道海域では、数年おきに海面水温が1~5℃高くなり、半年から1年半続く減少です。
太平洋赤道海域の海面水温は、西側のインドネシア近海で高く東側(南米近海)で低いことが通常です。これは、海面付近の暖かい水が貿易風(東風)でインドネシア付近に吹き寄せられるためです。エルニーニョ現象時は、貿易風が弱まり暖かな海水が赤道中央部から東側に広がります。このため、大量の水蒸気が供給され発生する積乱雲の発生位置が西から東に移動します。この海の変動と大気の相互作用が世界中の天候に大きな影響を及ぼします。
「エルニーニョ」とは?。
スペイン語で「神の子」の意味。南米西部のペルー、エクアドル沖では、南極からの寒流の影響で海水温が低く、雨雲が発生しにくく雨が少ない地方です。この地方で毎年1~2月頃恵みの雨が降る時期があり、この恵みの雨を現地では「エルニーニョ」といいます。
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