南信州の気象エッセイ:季節のたより
九十九夜の泣き霜 2008:04:16:16:49:05
2008.04.16
静岡県や関東以西の海沿いの地方では、立春の日から数えて88日目(今年は5月1日)以降は、もう「遅霜」の降りる心配がなく、「八十八夜の別れ霜」と言われてきました。
しかしながら、標高の高い飯田下伊那地方では、「九十九夜の泣き霜」と言われ、かつて5月半ば頃まで泣いても泣ききれない程の大きな「遅霜」の被害が発生しています。
特に今年は、高山の残雪が多いことや、4月下旬までの気温予想が高く作物の生育が進むこと、また、大陸からの寒気の南下するタイミングが5月連休明け頃になりそうですから、「遅霜」対策には十分な注意を払う必要がありそうです。
*飯田測候所が創設された明治30年からの霜観測の資料によりますと、飯田の終霜の平年日は4月29日です。また、過去最も遅かった終霜日は明治31年5月23日でした。
日本付近を低気圧が通過し、大陸からの移動性高気圧に覆われ晴れ上がる朝、翌日の最低気温が3℃以下と予想されるときには、作物の管理対策が必要です。
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